Yummyな建築

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201602/15

東京-京都旅行 その2

こんにちは、いわたです。
前回の続き、行きたいと思います。

2日目-京都-大山崎
朝食のバイキングでは、カレーにウィンナーをトッピング。

そしてこの日は、京都から南西に5駅ほど行った山崎へ。
今回は行けませんでしたが、近くにウイスキーの「山崎」の蒸留所があります。

駅を下りると本当にすぐ近くに妙喜庵というお寺があります。

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「妙喜庵」の文字からして雰囲気出てます。

そしてこの庵には、お茶室で世界的に有名な国宝の「待庵」があるのです。
茶室の内部には入れないものの、にじり口から覗いてそこに座っている自分をイメージ、イメージ。
あえて質素なしつらえにしつつも、光やスケール感の操作がなされており、
本物を肌で感じることができました。

ここから少し離れたところに大山崎町歴史資料館があり、ここでには待庵の実物大の模型があり、
実物では、薄暗くてみることができない、内部の細かなところを見ることができ、
館の方の丁寧な説明に驚きの連続でした。
この大山崎の歴史にも触れることができ、「天下分け目の天王山」の由来や「油」によって栄えたことを知ることができました。
「油」の町ということで、昼食は天ぷら屋「三笑亭」で天ぷらを頂きました。

昼食後は、建築家 藤井厚二(1888-1938)の設計した自邸である「聴竹居」(1928)の見学へ。

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この住宅は、現在では一般的となった「eco住宅」(環境共生住宅)を当時から考え、住宅に落とし込んでいます。
それは、土中に埋まった土管の中を通して外気を取込み、住宅内部を巡らせてることで、暑い時期や寒い時期の外気の負荷を低減できるものです。
現在の建築でもこのアースチューブという考えが使用されています。
また、環境面以外に意匠の面で驚かされたのが、自分のデザインした物以外は絶対に使用しない、もしくは表に出さないという徹底ぶりです。
例えば、蓄音機(当時はまだテレビがない)は棚の中にすっぽりと隠れるようになっていたらしいです。
様々な仕掛けや細かな納まりが美と実用性を兼ね備えており、とても勉強になりました。

この後は、数分山道を上ると辿り着く「アサヒビール大山崎山荘美術館」へ。

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別荘を美術館再生し、建築家 安藤忠雄が新館となる「地中館」と「山手館」を増設した美術館です。
閉館間近で急ぎでの観覧となりましたが、緑がしげる季節には地下への階段が緑と空の青で綺麗になるのではないでしょうか。

そして、京都へ戻ってきて、鴨川沿いの和食屋さんで夕飯を頂きました。
夏は鴨川へ川床が設置されるそうで、次は、その空間を味わいに、その時期にまた行きたいと思います。

最後に、「妙喜庵待庵」と「聴竹居」の見学にはそれぞれ事前予約が必要ですので、行かれる際はお気をつけ下さい。
妙喜庵待庵 往復はがきにて申込
聴竹居  メールにて申込

次回が、旅行記最終回です。


北海道・札幌で建築家がデザインにこだわった建築設計で
家族のライフスタイルを考察したオンリーワンの家づくり。

北海道・札幌市の注文住宅・新築・建築設計事務所
ヒノデザインアソシエイツ → http://www.hinodesign.com/

いわた としたか

いわた としたか

今より若い瞬間はない!と思い続けてるから?いつも「キラキラ目」

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