202502/13
昨年の話になりますが、円山西町に完成した二世帯住宅の引き渡しを終えました。
設計を担当した私たちにとっても、心に残る素敵な住まいとなりました。
親世帯・子世帯ともに仲の良いご家族ですが、やはり二世帯住宅の設計では、適度な距離感をどう確保するかが重要です。
この住まいの大きな特徴のひとつが、2階のリビング。床には和室から畳を連続させ、和モダンな雰囲気となりました。
さらに、ダイニングにはハイサイドライト(高窓)を設けたことで、空が視界に入り、より開放的で明るい空間となっています。
畳のやわらかさと自然光が調和し、家族がくつろげる場となりました。
「ゾーン分けを生む40cmの段差」
1階はフローリング仕上げ。敷地の勾配を活かし、リビングとダイニングキッチンを同じレベルに設定しつつ、水回りや寝室エリアとは40cmの段差を設けました。
この段差には、空間のメリハリをつけるだけでなく、腰掛けることで団欒の場が生まれるという機能的な役割もあります。
「景色を楽しむ2mのヌック」
リビングの奥には、約2mのヌック(こもれるスペース)を設置。全面が窓になっており、外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
今後は庭に木を植える予定とのことで、より自然と調和した空間になるのが楽しみです。
「隠し扉の奥に広がるワークスペース」
また、若奥様のための"こもれる部屋"もつくりました。
本棚のように見える隠し扉を開けると、そこにはPC作業ができるプライベートスペースが。
家族と過ごす時間を大切にしながらも、一人で集中できる場所が確保されています。
「二世帯住宅だからこそ大切にしたい距離感」
どんなに仲の良い家族でも、生活のリズムや過ごし方は異なります。
そのため、設計段階から「つながり」と「プライベート空間」のバランスを意識しました。
この住まいは、家族が自然と集まりながらも、それぞれの時間を大切にできる空間になっています。
北海道・札幌で建築家がデザインにこだわった建築設計で
家族のライフスタイルを考察したオンリーワンの家づくり。
北海道・札幌市の注文住宅・新築・建築設計事務所
ヒノデザインアソシエイツ → http://www.hinodesign.com/
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