先日現場が始まったリノベーション物件の解体作業が終わり、基礎だけが残りました。
こちらに長く住まわれていたお施主様からご依頼を受け、新たに二世帯住宅として生まれ変わります。

この敷地は、建物が道路よりも1.2メートル高い場所にあり塀で囲まれていました。
今ある基礎の高さを保持することで、近隣の目線よりも高くなり眺望がよくなります。
土留めになっているレンガタイルの塀もそのまま活用し、既存の基礎を残して現場の地盤面の高さのまま建てる提案をしました。

また、お施主様は広い庭を眺めることが好きだったとのことで「庭と建物」の調和を重視したプランニングをしました。リビングの隣に和室とダイニングがあり、全てを庭に向けて配置したことで一体感のある空間となります。
庭との間にデッキテラスを設け、内部からの広がりを持たせるとともに、道路からの緩衝帯となるように計画しました。

工事は秋頃の完成を目指し、進行中です。
家族が増え、ライフスタイルが変わる中で、新しい建物が馴染み深い場所に建つことは喜ばしいことです。
日々の暮らしに楽しい発見をもたらし、心を新たにしてくれる、そんな建築になるよう引き続き頑張ります。

画像１：解体前のご自宅
画像２以降：解体工事現場

北海道・札幌で建築家がデザインにこだわった建築設計で
家族のライフスタイルを考察したオンリーワンの家づくり。

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